天命反転してきた結果…

こんにちは!石川佳奈です。

 

岐阜&名古屋へ行ってきました!

 

ワークショップに参加したり、

神社に行ったりと

2日間満喫してきたのですが、

その中でも不思議体験だったのが、

岐阜にある養老天命反転地(⇒ http://www.yoro-park.com/facility-map/hantenchi/ )。

 

アート作品の中を回遊し体験することで

作品を鑑賞することができるように

設計されているテーマパークです。

 

行く前にネットで調べたら

ケガ人続出と書いてあるのを見て、

なんでだろう?

と思ったけど、行ってみて納得。

 

アート作品の中は重力に対して

平行な面がない!

と言っても過言ではないほど

地面に対して垂直に立っている

と感じられる場所が少ない。

 

アート作品の建物が傾いていたり、

建物の中も迷路になっていたり、

地面も傾いてたり凸凹だったり、

更には天井が床の反転したような作りの

建物ものもあって、

見上げると迷路、便座、トイレ、ソファー、

電話などもあるので、

なんだか鏡の中にいるような

そんな気にもなってくる。

屋外では地面が斜めに対して、

更に斜面があったりするので、

視覚的には普通に上れそうに感じても、

実際には傾斜がキツくて

手を使ってやっと何とか上れた!

ということもありました。

 

斜めに対して斜めだから、

目で見ている感覚と

実際の誤差が大きくて、

重力以外の感覚が

よく分からなくなってくるんです。

(普段の身体意識の誤差もあると思いますが)

 

壁も一定方向に傾いているのではなく、

多方向に傾いているものもあり、

視覚的には一人しか通れない!

と思っても実際は向こうから来る人と

すれ違うことができたり。

 

視覚を通してイメージしているものと

実際の感覚のギャップを

たっぷり味わってきました。

 

人は思い込んだものでも

現実として認識してしまうし、

それは実際に体験して感じることでしか、

誤差に気づくことはできないと

改めて感じました。

 

頭で思っていることと、

実際に行動していることが

一致していないことに気づかなくて、

葛藤しているということはよくあります。

 

それは頭で思っていることを

やっている“つもり”だから、

その誤差に気づけないのです。

 

身体と向き合っていくには、

“つもり”になっている部分を

よく感じて捉えていくということが

本当にとても大事だと実感しました。

 

感覚ですら感じている“つもり”になれるから。

 

今目の前のことを本当に感じているのか、

自分の思い込みを

感じている“つもり”になっていないか、

ぜひ、よくよく味わってみてください。